「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で、研修講師の方がみんな困ること。
それは、『グループワーク』です。
僕も、90分や2時間の研修の場合は、ほとんど「グループワーク」はやらないのですが、
3時間を超え、4時間、5時間の研修になると だいたい「ポストイット」を使った
「グループワーク」を1時間ほど 組み込んでいました。
でも、現在の「コロナ」の状況では、到底できるはずもありません。
もちろん、完全に「アクリル板」で周囲を仕切ってしまえば、「グループ」になるのも
不可能ではないですが、やはり「マスク」をして、「アクリル板」に囲まれて・・・・
参加者の意識としては、少し テンションは下がってしまうはずです。
「グループワーク」はできない。
でも、「個人ワーク」はできる。
そんな時に 使えるのが「9マスシート」です。
いわゆる「マンダラシート」と呼ばれるもの。
この「9マスシート」を使って、今回は「ワーク」をやってみました。
(ちょっと今回 写真が NGだったので アップは出来ませんでしたが)
この「9マスシート」は、真ん中に「テーマ」を書いて
それについて、8個の「アイデア」や「考え」を書き出す シートです。
やり方は、ど真ん中に「テーマ」
そして、周りの8つのマスに「行動」を書き出します。
例えば、仮に 今回の研修が「メンタルヘルス」だったとしたら
ど真ん中の「テーマ」を「ストレスを減らす」にします。
そして、参加者に それぞれ 「自分自身のストレスを減らす行動」を
8つのマスに書き出してもらいます。
そこに、書き出す時の「ルール」
それは、「行動」であること です。
どうやったら「ストレス」が減るか、どうやって「ストレス」を減らすか
そのために、自分がやる「行動」だったり、これだったら減るだろうという「行動」を書きます。
こんな感じです。
みなさんに書き出してもらった後に、講師の書いた「8マス」を紹介してもいいですし、
それぞれの方に 自分が書き出した「8マス」を発表してもらってもいいです。
「やり方」は色々できます。
僕は、今回、 この8マスの中に最初から順番を振っておきました。
そして、今回は 「テーマ」にあわせた8つの「行動」も事前に みなさんにお伝えしました。
そして、その「行動」を書き出す時に、もっとも効果の高い「行動」から順番に
1から8までの「順位」を付けて、順番通りに 記入してもらいました。
「行動」に「優先順位」を付けてもらいました。
そして、僕が解説の中で、最も効果の高い「行動」を1から8までご紹介しました。
講師が解説した「順番」と 自分が書いた「順番」を比べて
同じであれば、〇をする
そうすると、「ビンゴ」としても使えます。
ちなみに「ビンゴ」には、「商品」も準備しておきました。
「テーマ」を変えれば、どんな形でも使えるのが、
この「9マスシート」のいいところです。
みなさんなら、どう使いますか?
「グループワーク」の目的は、「他者の視点」を学ぶこと です。
話をしたり、コミュニケーションを楽しむことは、今回「コロナ」で難しいのですが、
せめて、「他者の視点」を学ぶことだけは やっておきましょう。
盛り上げ方は、講師である「あなた次第」です!(げんき)