「元気先生、なぜ 保育士は『言葉がけ』を学ばなければならないのでしょうか?
もちろん、必要で大事なことであることは分かっていますが、その理由を知りたいです。」
保育者研修の際に、こうした「質問」を頂くこともよくあります。
●なぜ「言葉がけ」が必要なのか
●どうして「言葉がけ」が大事なのか
それについて、解説したいと思います。
「保育士」の先生が、こどもたちに対して 最もたくさん働きかけていること。
それは、何だか 分かりますか?
それは、「行動」です。
「保育士の働きかけ」で最も多いもの。
それは「行動を促す働きかけ」です。
でも、現場の先生は、よくわかっているかと思いますが、
こどもたちは、そんなに簡単に「行動」してくれるとは限りません。
もちろん、最初は、言うことを聞いてくれますが、
慣れれば、慣れるほど、そんなに簡単に「行動」してくれなくなります。
これは、「子育て」でも 同じです。
人の行動には「原則」があります。
それは、「イメージ」してから「行動する」です。
「イメージ」が先で、「行動」は、後。
これが「原則」です。
「行動」しなくなる「理由」は、簡単です。
「イメージ」がない
もしくは、
「イメージ」がよくない
その どちらかです。
「行動」について、もっと詳しく解説すると 膨大になりますので、
もう少しだけ、ご説明すると
「イメージ」→「感情」→「行動」という流れになります。
「良いイメージ」は、「良い感情」を生み出し、そして「行動する」
という「流れ」になるのです。
こどもたちの頭の中に「絵」が浮かび、
そして「楽しい」「面白い」という「感情」を生み出すことができれば、
それは、すべて「行動」につながるのです。
「行動」しないのであれば、
最初にやるのは「イメージ」を変えること
もしくは「イメージ」を作ること。
これだけです。
「イメージ」を変える方法は、たった、1つしかありません。
それは「言葉」を変えることです。
だから「言葉がけ」が必要になるのです。
そして、その「イメージ」を変える「言葉がけ」が
「ことばがけ」なのです。
「こ」・・・「こころ」に
「と」・・・「届く」
「ば」・・・「場面」
だから、「ことばがけ」が必要なのです。
僕は、この「ことばがけ」研修を行っているのです。(げんき)